猫を飼うつもりだという話を義母としていた時のこと。
義母:「猫を飼うのね、いいわね!そうしたら5月生まれの猫を飼うといいわよ」
「5月限定?なんで??」:私
義母:「5月生まれの猫は体が丈夫で健康的だからよ」
「そうなの?初めて聞いたな~!」:私
(そんなの他の月生まれの猫に失礼でしょ!絶対そんなの信じないぞ):心の声
そんな会話をした後にこの聞いたこともない迷信を信じられない(信じない)ので調べてみることに。
日本語で「猫 5月生まれ」で検索をしても5月生まれが丈夫だとかの記事は見当たりませんでした。
英語でも調べてみましたが検索結果は星座の記事ばかり。
最後にドイツ語で検索してみると、それらしき記事が結構でてきました!
どうやらドイツで言われる猫にまつわる迷信で、5月生まれの猫は秋に生まれた猫よりも強い体をもっていると言われているそう!
この迷信が言われるようになったのはいくつか理由があるそうです。
その1:5月生まれの猫は昔の農家で好まれた
昔の農家では、秋に生まれた猫たちは(ドイツの寒い)冬を越すのが大変でした。
けれども5月(春)に生まれた猫はゆっくりと夏・秋を経験してから冬を迎えたので問題なく越冬をできたとか。
また、農家の人たちにとって、秋に収穫した大切な穀物をネズミから守るのはとても重要なことでした。
そのため、秋に生まれた猫はネズミを捕るのにはまだ小さすぎるけれども、5月に生まれた猫は夏・秋の間にネズミを捕ったりと役立つという点もあったそう。
その2:母親の強い遺伝子が引き継がれている
5月に子猫を生んだという事は、母猫はドイツの寒い冬に妊娠してこれまたドイツの寒い冬を乗り越えたということ。(猫の妊娠期間は2か月ほどなので実際はそうではないですが迷信なので)
さらにそのあとに妊娠・生まれた子猫のお世話という大仕事をやってのけた!
なので強い体と体力を持っていると言われ、その遺伝子が子供にも引き継がれたこと間違いなしと信じられていたそう。
その3:悪魔の使い→救世主?
キリスト教にかかるこんな説も。
かつてヨーロッパで勢力を拡大していたキリスト教では、特に5月を「悪い月」とし異教徒を取り締しまり、猫を信仰していた宗教もあったため猫も悪魔の使いとして取り締まっていました。
しかし、その後ペストの流行で猫はペストを広げるネズミを狩ってくれるくれる貴重な存在としていっぺんして重宝されるようになったとか。
そのため、5月生まれの猫は特別な存在としてこの迷信に繋がるんだとか。
どれもいまいち信憑性に欠けますが、悲しいことに実際に今でも5月生まれの猫は秋生まれの猫より人気が高いそうです。
猫の保護センターでは、秋生まれの猫の里親を見つけるのが大変であったり、にわかに信じられませんが未だに農家では秋に生まれた猫は捨ててしまわれたりするんだとか。
もちろん、5月生まれの猫については迷信であり、現在では猫は「ペット」として寒い冬は暖かい室内ので何も問題あるません。
猫を丈夫にするのは飼い主の温かいケアや栄養がつまった食事(今はキャットフードがありますね)です。
これからも生まれた月ではなくかわいい子猫ちゃん達のケアを大切にしていきましょうね!
以上、ドイツの猫にまつわる迷信を調べてみた結果でした!
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