【盲目の猫は普通の猫とどう違う?】 ②もしかして目が見えてない?

エリーの日常

猫のニーちゃんは生まれつき目が見えていない盲目の猫でした。
お迎えした頃、仕事もなく毎日一緒の時間を過ごしていたのですぐに違和感に気が付けました。
眼球は両目ともきれいにあるのでなかなか確信は持てませんでしたが、実は目が見えていないサインは結構あったんです。

今日は盲目猫ちゃんのサインと、目が見えていないと普通の猫とどう違うのか、ご紹介していきます。

あくまで私がニーちゃんを観察して気が付いたことです。
もちろん当てはまることがあったら目が見えないというわけではありませんし、すべての目が見えない猫がそうというわけでもありません。

ティッシュの箱で遊ぶニーちゃん

サイン1:壁沿いを歩く

ニーちゃんをうちにお迎えした初日、初めにトイレとご飯・水を置いてあるキッチンの部屋にいてもらいました。
始めはトイレにおろしましたが、(詳しくはこちらの記事で見れます)

トイレから出たニーちゃんはまずカベ沿いを歩いて部屋の大きさを確認しているようでした。
カベ沿いを何回か歩いた後は家具の周りを歩いて、今考えると目が見えていないので今いる場所の間取りやレイアウトを歩いて確認していたんだと思います。

初めて家に迎えた日だったので緊張もあるしこれが普通なのかなと思っていましたが、その日は走ったりせず、ゆっくりと歩き回って家の中を確認していました。

サイン2:ドアや壁によくぶつかる

これは当たり前なんだけどお迎えした当初は正直分かりませんでした。(笑)

初日はもちろんドアやカベにぶつかりましたが、数日たっても遊んでいる時やテンションが上がって走り回っている時などに特にぶつかっていました。
なんなら今でもハイテンションな時はぶつかります。(笑)

これはまだ子猫だから視界が狭いのかなと思っていましたが、やはり目が見えていない顕著なサインでもありました。

逆に最近は本当に目が見えていないのか疑問になることも多いのですが、勢いよくドアに向かって走ってぶつかっているのを見るとやっぱり見えていないんだなと再確認したりもします。(笑)

ただ、今はかなりハイテンションな時だけです🐈
すでにドアや家具の位置は全て把握していてベッドやソファにも問題なくジャンプして乗ったり、テーブルや棚をよけて歩いたりと日常生活に一切問題はありません。

サイン3:おもちゃを見つけられない

これも当たり前と言えばそうなのですが、おもちゃで遊んでいるとき。
投げてあげると喜んで追いかけていくのですが、よくすぐ横にあるのに見つけられないことが多々あります🙍(今現在も)

これも始めのころは「猫ってこんなにおバカなんだ」と思っていましたが(ごめんね。(笑))これも目が見えていないサインですよね。

わざとかってくらいギリギリのところを通ったりしていたので、「わざと避けて投げてくれるのを待っているのかな?」なんて思うほど!😂

ニーちゃんはおもちゃを投げてからじっとしてお尻をぷりぷりしながら狙いを定めてから取りに行くのが好きなので、その時差の間に正確に落ちた位置と少しズレが出てしまうケースが良くあります。

ただ目が見えない分、耳や鼻がすごくいいみたいです。
おもちゃを投げてもちゃんと取れる場合がほとんどですし、ひも状のもので遊ぶ時も擦れる音が聞こえるのでしっかり追いかけて捕まえることが出来ます。

盲目猫のにーちゃん
箱があったらとりあえず入り心地をチェック。

サイン4:目が合わない

ニーちゃんがきてから毎日たくさん話しかけましたが、全然目が合いませんでした。
または私の声に反応をしてくれるんだけど顔の方を見るだけで目が合うことはありませんでした。

猫なので気ままなのかなとか、目を見つめてしまうと喧嘩が始まってしまうからわざと見ないのかなと思っていましたが、これも目が見えていないサインの一つだったようです。

ただ、現在はずいぶんと目が合っているような気がします。
私の勘違いの可能性もありますが、話をするとじっと私の目を見てくれることがあります☺

目が見えない猫に必要なケア

上記のようなサインがいくつかあり、ベルリンにある動物の目の専門病院で審査をしてもらった結果、ニーちゃんはやはり生まれつき目が見えていない盲目の猫だと分かりました。
その時は、瞳孔は機能していていたそう。
強い光を当てると瞳孔が閉じてきちんと眩しいような素振りを見せたとのことです。
ですが先生曰くそれも数週間でなくなり、瞳孔は開きっぱなしになり光も見えなくなると診断されました。

寝てるニーちゃん
病院から帰ってお疲れのニーちゃん。

その時に先生にもらったアドバイスは、基本的に普通の猫と同じようにケアしてあげることだけれども、プラス

  • 一部屋づつ案内して、ゆっくりと部屋の間取りや家具の配置を覚えてもらうこと。
  • 先端がとがっているようなものを猫の行動範囲に置かないこと。
  • 外猫にしないこと。
  • 年を取ってから引っ越し(大きな模様替え)をすること。

このくらいでした。

私の父が「私たちのところを選んで来てくれたんだね」という言葉が嬉しく、本当にその通りで下手に無責任な人のところに行って目が見えないからとたらい回しにされないでうちに来てくれて良かったと思っています。

目の瞳孔の機能も2、3週間でしなくなると言われましたが、あれから2年、今現在もニーちゃんの瞳孔は機能しておりよく光をみて眩しがったりしています👏

先生に言われた通り一部屋ずつ解放していきましたが私たちの家はそんなに広くもないので一週間ほどで何となくの配置も覚えてしまい、今ではソファやベッドには問題なく飛び乗るし、家具はきちんと避けて通ります。

小さなハエがいたらよく捕まえますし、元気に遊びまわり目が見える猫と変わらない生活を送っています 🙂

いつもない場所にものがあると、(例えばカバンを置いたり)不振がってチェックしますが一度確認したらすんなり受け入れてくれます。

あまり神経質になりすぎず毎日を楽しく、その子の体調をきちんとチェックしながら暮らしているので盲目の猫も健常な猫と変わらない生活だと思います🐈💗

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